今、世界では機能性天然石を利用した様々な商品が注目を浴びていますが、
自然素材である天然石ブームは今に始まったことではなく、
古来より様々な形で利用されてきました。
パワーストーンとして知られるアメジスト(紫水晶)
などの誕生石の起源は、旧約聖書の「出エジプト記」
のユダヤの12部族を表す守護石に由来しています。
また、古代人ギリシャの人々は多くの能力を
持つとされるアメジストを持ち歩いていましたが
その理由はアメジストを身につけたり、
アメジストを飾ったコップでお酒を飲むと、
アルコールを解毒する力があるからだとされていました。
ロシア王朝時代の女帝エカテリーナは、
若さと美しさを保つために
宮殿内の部屋に植物の樹液が化石化して形成された琥珀をはり巡らし、
琥珀の持つ抗酸化力により癒しの空間として使用していたことはとても有名です。
世界最古の温泉保養地であるドイツのバーデン・バーデンは約2000年前のローマ時代に始まり、
地中に眠るトロン鉱石から放出される微量の放射線を含有する温泉として、
また、オーストリアのバドガシュタインでは、ラジウム鉱石が眠る鉱山にトンネルを掘り、
微量の放射線を浴びる放射線療法を目的として、年間を通して世界中から非常に多くの人々が。 また、韓国の代表的な温床システムであるオンドルは漢字名を「温石」と記し、
天然石の放つ遠赤外線エネルギーを利用した最も歴史のある床暖房システムとして、
現在でも引き続き利用されています。 時代がどんなに変わっても、いつまでも若々しくいたい、健康でいたい、癒されたい、
長生きしたいという気持ちは普遍的なものでしょう。
これからも天然石の恩恵を受けながら、健康なこころと体を育み、
そこから美しく健康な世界づくりに貢献していきたいものです。